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16- D- 0222
201 6 年 6 月 1 7 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社北越銀行
(証券コード:8325)【据置】
長期発行体格付 A
格付の見通し 安定的
■ 格付事由
(1) 新潟県長岡市に本店を置く資金量約 2.3 兆円の地方銀行。県内における預貸金シェアは安定的に第 2 位の
座を確保しており、とりわけ長岡市を中心とする中越地区では高い。こうした事業基盤や比較的良好な貸
出資産の質が格付を支えている。J C Rが当行の課題と考えている収益力は厳しい環境下にあって底堅く推
移してきたが、今後、低下が避けられない見込み。また、実質的なコア資本比率については、引き続きや
や低い水準にある。
(2) 金融派生商品損益などを除いた実質的なコア業務純益は堅調に推移してきた。有価証券利息配当金の増加
や経費の減少が利益を支えてきたほか、比較的利回りの高い県内中小企業向け貸出が増加したことなどを
背景に貸出金利息の減少ペースが緩和したことの寄与も大きい。17/ 3 期以降は、システム更改にかかる
経費が順次増加することに加え、円市場金利の一段の低下を受け貸出金利息への下押し圧力が強まる公算
が大きい。コア業務純益は減益に転じると見込まれるが、県内中小企業向け貸出およびフィービジネスを
持続的に拡大することで収益への下押し圧力を緩和できるか、J C R は注視していく。
(3) 有価証券運用では、円市場金利の低下を背景に利回りを確保できる外貨建債券および投資信託などの構成
比を高めてきている。円建債券については、残高の削減やヘッジの活用により従前に比べて金利リスクを
抑制している。ただし、資本対比で金利リスク量が大きい状況に変化はない。
(4) 金融再生法開示債権比率は16 年 3 月末で2. 15%と低水準にあり、また、その他要注意先債権の残高が減
少基調にあるなど貸出資産の質は改善している。このため、与信費用は当面も落ち着いた水準が続くと
J C R はみている。
(5) 貸倒引当金や適格旧 T ier2 資本などを調整した連結コア資本比率は 8%台半ばで推移しており、やや低い
水準にある。堅調なコア業務純益や低水準で推移する与信費用を背景に内部留保は着実に蓄積してきてい
るが、貸出金残高増に伴うリスクアセットの増加ペースが速いことが影響し、コア資本比率の改善に時間
を要している。
(担当)阪口 健吾・大石 剛 ■ 格付対象
発行体:株式会社北越銀行
【据置】
対象 格付 見通し
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 6 月 14 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三
主任格付アナリスト:阪口 健吾
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「銀行等」(2014 年 5 月 8 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社北越銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則
17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先